【市場・海外】ロッテルダム市は今電気自動車ブーム

ハイブリッド車を運転することが、オランダの富裕層の間で当たり前となって久しい。彼らは平均して、3台の自家用車を所有しているが、その内訳は、2台のハイブリッド車、そして残りの1台を電気自動車に買い換えるのが、最近の傾向になっているのだ。それまでは、自家用車というと性能やデザインにばかりこだわっていた彼らが、地球にやさしい電気自動車のブームを後押しし、この傾向はオランダ全国に広がりつつあるとも言える。たとえば、大企業では多くのリース車を使用しているが、その60%が既に電気自動車だという。小回りがきく上に走りも静かなので、特に閑静な住宅街や、込み入った路地などを行き来する営業マンたちに重宝され、将来的に、自転車に代わる足になるのでは、と予測されているほどだ。現在、電気自動車を最も多く『所有』している都市は、ロッテルダム市といわれている。もともと工業都市のイメージが強く、オランダのデトロイトという異名を持ち、欧州一の貿易港としても知られるロッテルダムだが、現在、電気自動車の充電ポイントを既に1250箇所擁しており、これは国内で最多数でもある。
「オランダのデトロイト」ロッテルダム市は今、電気自動車ブーム(プンタ)

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