【新技術】筑波大など、藻の燃料車を実証実験

筑波大や燃料商社のシナネンなどは24日、藻から作ったバイオ燃料を軽油に混ぜてディーゼル車を走らせる実験を茨城県つくば市で始めた。藻の燃料で自動車が公道を走るのは国内では初めて。石油に代わる燃料として使えるかどうか実証を進め、東京五輪が開催される2020年の実用化を目指す。実験は国際戦略総合特区のプロジェクト「藻類バイオマスエネルギーの実用化」の一環。つくば市やガソリンスタンドなどを経営する関彰商事(茨城県筑西市)が参加する。藻から採れた油を市販の軽油に5%混ぜ、既存のディーゼル車の燃料に使う。この日は午前中に筑波大の本部から市内を5キロメートルほど走った。来年3月までに20回、15年度末までに50回走らせて、走行性能や機器への影響などを調べる。
藻の燃料車、公道走る 筑波大・シナネンなど20年実用化めざす(日本経済新聞)

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