富士電機は、業界で初めてとなる電気自動車(EV)急速充電器用のコイン課金装置を発売する。EVユーザーは会員登録不要で急速充電サービスを受けることができるようになり、設置事業者はEV急速充電器の運営コストを低減できる。自動販売機事業子会社、富士電機リテイルシステムズが持つ自販機技術を応用した。富士電機製のEV急速充電器の全機種に取り付けることができ、後付けでの接続も可能。硬貨で課金する決済方式を導入することで、EV利用者が手軽に急速充電器を使用できるようにした。自販機の通貨に関する機器技術と自販機の本体構造設計を応用し、自販機と同等のセキュリティー水準を確保した。
【新技術・インフラ】富士電機、自販機技術を応用したEV充電器用コイン課金装置
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