コンサルティング大手のマッキンゼーはこのほど、「中国電気自動車(EV)発展報告書」を発表し、政策、市場、メーカーなど5つのマイナス要因が中国EV産業発展を妨げていると指摘した。マッキンゼーのAxel Krieger役員は、EV発展を阻むキーポイントを見出すには、バリューチェーン全体の利益関係者を深く分析する必要があると指摘。マッキンゼーは業界専門家と政策決定者に聞き、政府が短期間で迅速にEV量産化を促す政策に対し楽観的だという情報を確認。政府もそれに気付き、新たな段階別発展企画を決定することとなった。市場では一般消費者が短期間で大量のEVを買う見込みはない。価格が高すぎ、基盤施設が未整備、車種が少なく、EV技術が進んでいないなどのマイナス点があるからだ。補助があっても、EVの価格が高すぎるため、中国の消費者は受け入れられない。
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