【市場・電池】富士経済、一次電池・二次電池材料の世界市場調査結果

富士経済は、リチウムイオン二次電池を中心に、一次電池と二次電池の材料市場を調査した。その結果を報告書「2012 電池関連市場実態総調査 下巻」にまとめた。この報告書では、市場環境や業界動向を総合的に俯瞰すると共に、日本の電池材料メーカーをはじめ海外の電池材料メーカー、特に中国メーカーや韓国メーカーの動向を注視し、一次電池、二次電池の材料市場の現状と将来をまとめている。一次電池材料は、電解二酸化マンガン、亜鉛粉、金属リチウム箔、アルカリマンガン乾電池用セパレータの4品目を対象としている。マンガン乾電池からアルカリマンガン乾電池へのシフトに伴い、アルカリマンガン乾電池材料が増加している。2011年の市場は前年比1.0%減となるが、アルカリマンガン乾電池へのシフトはさらに進むと見られ、アルカリマンガン乾電池材料が中心となって市場を牽引し、2012年以降は堅調に推移すると見られる。二次電池材料は、リチウムイオン二次電池正極活物質、リチウムイオン二次電池負極活物質など、16品目を対象としている。2011年に電気自動車が本格的な市場形成期に入ったことや、タブレット端末などアプリケーションが増加していることなどから二次電池市場が拡大し、それに伴い市場が拡大している。今後も新規アプリケーションの増加やプラグインハイブリッド車、ハイブリッド車のラインナップ拡充も期待されることから、中期的にも市場拡大が予想される。

富士経済、一次電池材料・二次電池材料の世界市場調査結果を発表(プレスリリース)

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