高速道路の流れがスムーズになり、渋滞のイライラを軽減すると期待が集まる自律走行自動車。コンピューターが操り、ヒューマンエラーから解放されるロボットカーに、自動車メーカーやハイテク企業が注目している。すでにGoogle、BMW、ボルボ、ゼネラル・モーターズ(GM)、スタンフォード大学などによって、さまざまなデモンストレーション用モデルが試作されている。外見は普通の車とほとんど変わらない(大半が制御用のコンピューターをトランクに積む)。 一方、デザイナーたちが提案するコンセプトはさらなる未来を感じさせる。例えば、サンフランシスコを拠点に工業デザインを手がける「Mike & Maaike」が考案した「Atnmbl」もその1つだ。「autonomy(自律性)」と「automobile(自動車)」を組み合わせ、「Atnmbl(autonomobile)」と名付けられた。7人乗りで、ハンドルやブレーキペダル、運転席はない。太陽光発電による電気で駆動し、2040年の未来を想定したデザインとなっている。
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