トヨタ自動車は、国内でしか造っていないハイブリッド車(HV)のモーターや電池などの基幹部品を中国でも生産する方針を固めた。中国は世界最大の自動車市場ながら、トヨタは欧米勢に比べ苦戦中。強みのあるHVで現地化を進めることで中国重視を鮮明にし、シェア拡大を図る。トヨタの吉貴寛良常務役員が3日に中国・天津であった国際会議で講演し、「モーターや電池など、次世代車のカギとなる部品の国産化(中国での現地生産化)を検討していく」と述べた。
【企業】トヨタ、中国でHV用モーター、電池など生産へ
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