トーンダウンした感のあった自動運転に関する報道が、2023年後半から再び増えてきた印象がある。自動運転に長く関わってきた産学官の関係者の中では、自動運転の実用化に向けて「潮目が変わった」と指摘する声もある。
キーワードは、「社会との共存」だ。
背景には、国の自動運転社会実証に向けた積極的な動きがある。国は、社会受容性の観点で、公共交通を含む商用車(サービスカー)と自家用車(オーナーカー)では、自動運転の社会実装の種類や時期が違うことから、サービスカーを先行させて社会実装を進める考え方だ。
自動運転が「大きな曲がり角」に直面している訳 技術や法整備は世界レベルになった日本だが…(東洋経済オンライン)