【話題・スマートグリッド】トヨタと米エネルギー企業、EV「bZ4X」を使ってV2Gの可能性を調査

トヨタ自動車は2023年11月14日、米カリフォルニア州のエネルギー大手であるSan Diego Gas & Electric (SDG&E)と、Vehicle-to-Grid(V2G)について共同調査することで合意したと発表した。トヨタの電気自動車(EV)「bZ4X」を使い、EVと電力網の間で電力が双方向に流れる技術の可能性を調査する。

EVユーザーのニーズ、充電習慣、EVの使用時間などを詳しく理解することはV2Gを推進するにあたり重要である。EVユーザーの80%近くが夜間に自宅でEVを充電する。双方向充放電機能を備えたEVを使うと、電力需要がピークの時に電力網に送電し、電力供給不足による計画停電などを回避できる。トヨタのEV充電ソリューション(EVCS)チームとSDG&Eの共同調査では、EVユーザーと電力網それぞれのニーズを明らかにし、両者がどのようにコミュニケーションをとればよいかを探ることを目的としている。

トヨタと米エネルギー企業、EV「bZ4X」を使ってV2Gの可能性を調査(日経クロステック)