【話題】米中で破産申請が相次ぐ…新興電気自動車メーカーの危機はなぜだ?

新興EV(電気自動車)メーカーが苦戦を強いられている。一時は「次のテスラ」とももてはやされていた米ローズタウン・モーターズが今年6月に米連邦破産法11条の適用を申請して経営破綻したのに続き、先週には中国の威馬汽車技術(WMモーター・テクノロジー)が破産申請に向けた手続きに入ると発表した。

部品調達網の構築や量産化などに伴う巨額投資と価格競争についていけないメーカーを市場が選別し始めた格好だ。

威馬汽車は2015年に設立された。中国では蔚来汽車(ニオ)、理想汽車(リ・オート)などと並ぶ「有力新興メーカー」(自動車業界筋)として注目を集め、香港市場へのIPO(新規株式公開)も計画されていた。

しかし量産化に手間取ったうえ、テスラが仕掛けた値下げ競争に巻き込まれて価格競争力が急速に低下。損失が膨らんでいた。

米中で破産申請が相次ぐ…新興電気自動車メーカーの危機はなぜだ?(Yahoo!ニュース/日刊ゲンダイDIGITAL)

 

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