【話題・企業】日産がコスト3割減の次世代電動パワートレーン、米中のスピードに追いつけるか

多くの読者にとっては釈迦に説法だろうが、日産のe-POWERは、エンジンを発電専用に使い、駆動力はすべてモーターから得るシリーズハイブリッドシステムである。しかし、日産はあえてハイブリッドという言葉を使わず、むしろ電気自動車(EV)の一種であることを強調している。ハイブリッドで先行するトヨタ自動車と同列で比較されるのを避けるためなのだろうが、正直に言えば筆者は「素直にシリーズハイブリッドと呼べば良いのに」と思っていた。

しかし、最近になって日産がe-POWERをEVの一種であると強調することに、それなりの納得感が出てきた。その理由は、日産がe-POWERとEVのパワートレーンの共通化を積極的に推し進めていることだ。もともとe-POWERは、「リーフ」の電動パワートレーンを「ノート」に組み込むことから始まったわけだから、そのこと自体は驚くに当たらないが、筆者はそれを当初、開発費用や開発期間を短縮するための方便と位置づけており、e-POWERが発展していけば、いずれはハイブリッド専用のシステムへと移行するものだと思っていた。

日産がコスト3割減の次世代電動パワートレーン、米中のスピードに追いつけるか(日経クロステック)

 

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