【新技術・電池】充電なしのEV実現も視野に、東芝のタンデム型太陽電池

東芝はカーボンニュートラルで大きな勝機を狙い、独自の太陽電池の開発を進めている。それが、透過型亜酸化銅(Cu2O)と従来の結晶シリコン型太陽電池を組み合わせた「タンデム型太陽電池」。フィルム型の「ペロブスカイト太陽電池」と並んで、同社がカーボンニュートラルでの商機に勝負をかける太陽電池だ。Cu2Oタンデム型太陽電池は30%以上の変換効率を視野に入れる。電気自動車(EV)の屋根部などに設置して「充電しなくても走れるEVの実現を目指す」(同社研究開発センター ナノ材料・フロンティア研究所 トランスデューサ技術ラボラトリーの山本和重氏)とする。実用化目標は2025年。カーボンニュートラル市場拡大の波にうまく乗れば、イノベーション(技術革新)を起こす可能性を秘めると期待する。

充電なしのEV実現も視野に、東芝のタンデム型太陽電池(日経クロステック)

 

 

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