【市場・提言】展望2020:自動車の主要市場は伸びず、貿易問題と環境費重荷に

2020年も自動車業界の先行き不透明感は強い。世界の景気減速リスクは拭えず、主要市場の新車販売は伸びが見込めそうにない。対米貿易問題では来秋の米大統領選挙を前にトランプ氏の揺さぶりも懸念され、環境対応の費用や最新技術への投資負担が自動車メーカー各社に重くのしかかる。収益環境は一段と厳しくなりそうだ。中国の新車市場は来年も前年を下回りそうだ。業界団体(中国汽車工業協会)の予測は2%減の2530万台。米中貿易摩擦と景気冷え込みで今年は約8%減と想定しており、来年も景気低迷が続くとして、28年ぶりに前年を下回った18年以来の3年連続減少を見込む。

展望2020:自動車の主要市場は伸びず、貿易問題と環境費重荷に(朝日新聞社)

 

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