【話題】将来を見据えたスリートーンと実績ある観音開き

マツダ初の電気自動車、『MX-30』はインテリアやカラーのデザインでも従来にないデザインにトライしている。例えばショー展示車のボディカラーは、『CX-3』で初採用したセラミックメタリックを基本に、ピラー周りはガンメタ、ルーフはブラックというスリートーンだ。近年はコンパクトカーを中心に、ツートーンを設定するのが世界的なトレンド。しかしこれまでマツダ車にツートーンはなかった。伝統的にフォルムのカタマリ感・一体感を重視してきたからだが、「このクルマならやってもよいかなと考えた」と、マツダのデザインを率いる前田育男 常務執行役員。「生産技術のストックにもなりますからね」。ツートーンは塗装工程でマスキングを行わなくてはいけない。いったんクルマを塗装ラインから外し、手作業でマスキングしてからラインに戻す。膨大な手間がかかるが、MX-30でそのノウハウを蓄積したいというわけだ。

【マツダ MX-30】将来を見据えたスリートーンと実績ある観音開き…前田育男常務[インタビュー 後編](レスポンス)

 

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