【話題・企業】中国配車サービス滴滴出行、次は自動車メーカー買収か

中国配車サービス大手、滴滴出行(DiDi)は2019年、自動車メーカーの買収に踏み出しそうだ。世界の競合他社と同じく、同社は伝統的なメーカー数社と提携している。中国自動車企業の価値評価が下がっている時だけに、程維・最高経営責任者(CEO)はメーカーの買収に意欲を燃やすだろう。 ハイテク企業と自動車業界の境は急速にぼやけつつある。滴滴は2018年、メーカー数十社とのカーシェアリング網を発表。続いてトヨタ自動車(7203.T)を含む31社との間で、販売、資金調達での提携に加え、新型エネルギー車などを共同開発する大規模な連合を構築した。 しかし最大の狙いは、滴滴ブランドの車両をつくることだろう。程CEOは既にBAICグループなどの国内メーカーや独自動車部品大手コンチネンタル(CONG.DE)と提携した。最終目標は、滴滴の配車サービス向けに特化した車両の製造だ。関係筋は4月、ロイターに対し、程氏が密かにエンジニアと設計者の社内チームを構築していると話した。

コラム:中国配車サービス滴滴出行、次は自動車メーカー買収か(ロイター)

 

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