国や県、大津、草津市などでつくる大津湖南エリア地域公共交通活性化協議会は二日、草津市の立命館大びわこ・くさつキャンパスで、自動運転サービスの実証実験に取り組んだ。運転手を伴わず、特定のエリアでシステムが全ての操作をする「レベル４」の実験は県内で初めて。自動運転の電気自動車「マイリー」と、トヨタ自動車「エスティマ」の二台を使用。ともに障害物を感知するセンサーと、コースを立体的に把握する「３Ｄマップ」機能を装備している。二台は、キャンパス内の七百メートルを時速十五キロで走り、横断歩道前で一時停止。行政関係者や市民ら四十四人が試乗した。試乗した西嶋栄治副知事は「実にスムーズだった。自動運転の技術は一年後にはもっと進歩しているだろう」と期待していた。
運転手なし自動運転 草津で県内初「レベル４」実験（中日新聞）