【企業】米フォード、電気自動車投資を倍増へ-2022年までに110億ドル

フォード・モーターは電気自動車(EV)への支出を2倍強に増やし、自動車市場でまだわずかなシェアにとどまるEV分野への投資を拡大する。フォードのグローバル市場担当社長のジム・ファーリー氏はデトロイトで開催中の北米国際自動車ショーでのプレゼンテーションで、同社が2022年までに110億ドル(約1兆2190億円)を投じると表明した。同社は15年終盤に、45億ドルを20年末までに投資する方針を示していた。EVメーカーのテスラに昨年、株式時価総額で抜かれたフォードは、マーク・フィールズ最高経営責任者(CEO、当時)の後任にジム・ハケット氏を起用。ハケット氏は経費削減と一部車種の廃止を約束し、スポーツタイプ多目的車(SUV)やトラック、電化に重点を置き直す考えを示している。バッテリーコストの急低下や内燃エンジンを巡る世界の規制当局の取り締まりを受け、自動車メーカーは完全な電気自動車モデルの戦略強化を急いでいる。EVは米国の年間納入台数の1%弱にすぎないものの、一部の国がガソリン車やディーゼル車の販売を段階的に禁止する方針を示していることなどから、EV需要は世界的に増加する見通し。

米フォード、電気自動車投資を倍増へ-2022年までに110億ドル(ブルームバーグ)

 

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