【新技術・スマートグリッド】EV充電、遠隔から制御 日産・関電・住友電工が実証実験

日産自動車と関西電力、住友電気工業は11日、電気自動車(EV)への充電を遠隔制御する実証実験を始めたと発表した。関電と住友電工が開発した「EVスイッチ」と呼ぶ機器を充電器に取り付け、電力網側から充電量などの指令を出す。夜間の余剰電力をEVにためられるようにするなど、エネルギーの効率的な利用につなげる狙いだ。3社は11日から2月28日まで、関電の社用車など計60台のEVとプラグインハイブリッド(PHV)を使って実験する。電力の需給を調整するサーバーについては関電が、EVに充電制御の信号を送るサーバーについては住友電工がそれぞれ構築する。日産は一部の車両を貸与するほか、既存の車両情報システムのデータなどを提供する。

EV充電、遠隔から制御 日産・関電・住友電工が実証実験(日本経済新聞)