ドイツのメルケル首相が12日、4期目をかけたドイツ連邦議会(下院)選挙に向け、ドルトムントで選挙戦を開始した。9月24日の選挙当日まで、国内で50回の集会を予定している。世論調査では、メルケル首相の支持率は他の候補を大きく上回っているが、メルケル氏は党内や支持者の間で広がる慢心を警戒している。自身が率いるキリスト教民主同盟(CDU)が経済の安定を公約に掲げる中、メルケル氏はドルトムントでの集会で、自動車業界への信頼を失墜させたとして業界幹部を強く批判。「自動車業界が失った信頼は自動車業界しか取り戻せない。『業界』とは企業幹部のことだ」と述べ、幹部らに誠実な対応を要請した。
【話題・海外】メルケル独首相、4期目かけ選挙戦開始 自動車業界幹部を批判
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