【新技術】三井住友建設と東京海洋大、船舶から電気自動車で電源を供給

三井住友建設は6月16日、国立大学法人東京海洋大学と共同で、船舶から得られる電源を電気自動車で内陸部へ輸送する手段を提供する電源供給システム「陸・海電力コネクティングシステム」を開発したと発表した。災害などによる大規模停電時、非常用(保安用)電源を持たない病院や避難所、自治体建物などに電力を供給することができる。電気自動車バッテリーから供給できる電灯電源を動力電源に変換する「交流電源安定装置」を備え、停電時でもエレベーターを稼働させることが可能。電気自動車を積極的に導入している横須賀市の協力を得て、横須賀市役所久里浜行政センターで試験導入し、電気自動車のバッテリーによるエレベーターの稼働実証試験を実施した。エレベーター積載量を適切にコントロールすることで、大型電動機の始動電流を抑制し、省エネルギーで稼働できることを確認した。

船舶から電気自動車で電源を供給(リスク対策.com)

 

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