【話題・電池】海藻でEVの航続距離が2倍?

米ローレンス・バークレー研究所が、海藻に含まれる成分のカラギナンにリチウム硫黄充電池の寿命を伸ばす効果を発見したと発表しました。この技術によってスマートフォンや電気自動車に搭載されるバッテリーの持続時間が大きく向上するかもしれません。現在のモバイル機器や電気自動車向けなどに使われているリチウムイオン電池に比べ、リチウム硫黄電池は低コストでありながら2倍以上のエネルギー密度を備えるとされます。ただ、最大の問題点としてあげられるのが、その電池寿命の短さでした。リチウム硫黄バッテリーでは、硫黄成分が不安定ですぐに溶け出してしまうため、そのライフサイクルの短さがネックとなっています。研究所は、海に生える赤色の海藻に多く含まれているカラギナンを電極の接着剤として試したところ、硫黄分の溶出を抑える安定化作用があることを発見しました。

海藻でEVの航続距離が2倍?由来成分にリチウム硫黄電池の性能向上作用を発見(engadget日本版)

 

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