【話題】災害でも安心、船舶とEVからビルに電力供給を可能に

三井住友建設は2017年6月、災害などによる大規模停電時における動力電源の供給を、船舶や電気自動車(EV)から供給することを可能にした電源供給システム「陸・海電力コネクティングシステム」を発表した。東京海洋大学との共同開発による成果である。災害発生に伴って生じる大規模な停電時には、建物機能の維持に加えて利用者や入居者の安全確保が求められる。特に停電によるエレベーターの停止は、中高層階からの移動が極めて困難となるため、社会的な問題となっている。しかし、建物に設置された非常用発電機は防災設備への電源供給を主体としており、保安電源用として発電機を整備している建物は多くない。小規模な建築物では、非常用発電機自体が設けられておらず、停電時には全ての電気設備が停止してしまう。

災害でも安心、船舶とEVからビルに電力供給を可能に(スマートジャパン)

 

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