【市場】エコカー部材高騰、電池用レアメタル2.5倍 EV普及に悪影響も

エコカーの心臓部である車載用電池部材の価格が急騰している。電気自動車(EV)向けの需要拡大を見込んで、材料に使うレアメタル(希少金属)、コバルトの国際価格は1年で2.5倍に上昇した。価格上昇が続けばエコカー開発に取り組む自動車大手や電池メーカーのコスト負担が増えそうだ。コバルトはリチウムイオン2次電池の正極材に使う。国際価格は4月中旬に1ポンド27.5ドル(約3千円)前後と約8年ぶりの高値をつけた。年初に比べ9割高と急騰しており、「EV向けの需要拡大による先高観から買われている」(大手商社)。コバルトと同様に正極材に使うリチウムも、国際指標である中国国内の取引価格は2年前の約3倍に上昇した。

エコカー部材高騰、電池用レアメタル2.5倍 EV普及に悪影響も(日本経済新聞)

 

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