【市場】英フィッチ、EV普及が石油会社に「深刻な脅威」

英格付け会社フィッチ・レーティングスは18日、電気自動車(EV)の普及が石油会社の深刻な脅威になるとのリポートを発表した。現在は世界の石油消費量の55%が運輸部門向けだが、内燃機関からEVへのシフトで石油需要の減少が早まる可能性を指摘。石油セクターの信用には「明らかにネガティブ(弱含み)」とし、石油会社が早急に対策を打つ必要があると警告を発した。「破壊的な技術・電池」と銘打ったリポートでは、近年の電池の大幅な価格下落などをふまえ、年率32.5%でEVの成長が続けば約20年で世界の自動車の4分の1がEVになると分析。「輸送用燃料が成長から縮小に転換するのは予想よりも早くなる」と見通した。

EV普及が石油会社に「深刻な脅威」 英フィッチ(日本経済新聞)

 

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