【新技術】HIOKI、ワイヤレス給電自動検査装置開発

HIOKI(上田市)は7日、金属端子同士が接することなく電化製品を充電する「ワイヤレス給電」で、給電機と製品の最適な距離を計測する専用の自動検査装置を開発、今月末に発売すると発表した。ワイヤレス給電は家電やEV(電気自動車)の充電の安全性や快適性を高めるとして普及が見込まれるが、最適な使用条件の調査は各メーカーが手作業でしている。同社は自動検査装置の投入で「メーカーの開発が大幅に効率化できる」とアピールしている。電化製品は通常、コンセントやコネクターを通じて充電する。ワイヤレス給電は、給電側コイルに電流を流すと、電磁誘導の原理で離れた製品側のコイルに電流が流れ、バッテリーに電気をためる仕組みだ。水ぬれによるショートや感電を避けるため、電動歯ブラシやシェーバーなどで既に実用化。HIOKIの広報担当者は「手軽な充電手法としてスマートフォンやEVでも普及する」とみる。

ワイヤレス給電、効率良く HIOKIが自動検査装置開発(信毎web)

 

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