村田製作所は16日、指月電機製作所と資本・業務提携したと発表した。指月の株式を約22億円で引き受けるほか、電気自動車（ＥＶ）の搭載システムに使う高性能フィルムコンデンサーの開発・製造会社を両社で設立する。村田は指月のフィルムコンデンサー技術を活用し、車載部品事業の拡大を図る。10月３日付で指月が保有する自社株390万株を１株につき563円で引き受ける。取得後の村田の持ち株比率は13.52％となり、三菱電機に次ぐ第２位の大株主になる見通し。指月は調達した資金を村田と設立する新会社の設立資金や融資、フィルムコンデンサーの生産に関わる別の子会社への融資などに使う。