2011年12月に米国最大手エネルギー会社のエクソンモービルが、石油産業に電気自動車が「脅威」をもたらす心配はほとんどないとの見解を示したことを覚えているだろうか? そして今、OPEC(石油輸出国機構)が基本的に同様の見解を示している。英国の経済紙『Financial Times』が報じるところによると、OPECが加盟国に調査を行った結果、2040年にガソリンまたはディーゼル以外を動力源とするクルマの割合は16台中1台にも満たないと予測していることが判明したという。この予測が的中すれば、今からおよそ四半世紀経っても、世界の路上を走っているクルマの約94%は従来どおりの化石燃料車ということになる。イーロン・マスク氏やカルロス・ゴーン氏が高く掲げた目標への取り組みも道半ばといったところだ。
【市場】OPEC、2040年もクルマの9割以上が化石燃料車になると強気の予想
- 【市場・告知】電気自動車向けレンジエクステンダー、調査レポート
- 【超小型EV】EVベンチャー光岡自動車、2人乗りの小型EV「Like(ライク)―T3」の本格販売