【話題】会津大と日産、EVと農業活用で「移動カフェ・バーに使っては」

会津大(会津若松市)と日産自動車(横浜市)は2日、同大で電気自動車(EV)の活用法を考えるアイデア創出イベントを開き、参加者がEVによる地域課題の解決に向け意見を出し合った。同社は昨年から、同大を拠点に会津でEVの実証事業を行っている。昨年は三島町で開かれたビアガーデンで電源として活用したり、冷凍食品や温かいおかずを積んで移動販売を行うなど、用途を拡大してきた。この日のイベントには県内外の企業の代表や学生ら約50人が参加。農業の課題解決を一つのテーマとし、伝統野菜のオタネニンジンを栽培する清水薬草(喜多方市)の清水琢専務と、コメや南郷トマトをつくるライズサプール(只見町)の目黒大輔社長が会津の農業の現状や課題について発表。後継者不足や運営の効率化などの課題に対し、参加者がEVを使った解決法を考えた。移動カフェ、バーとしての活用、移動販売の機能拡張などさまざまな意見が出た。3日はアイデアの具体化に加え、EVと小型無人機「ドローン」との接続を試す予定。ドローンとEVをつなぐ試みは全国で初めて。

「移動カフェ・バーに使っては」 EVと農業活用で意見出し合う(福島民友)

 

 

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