【新技術】静岡大、ワイヤレス送電で車いす走行

静岡大工学部電気電子工学科の桑原義彦教授(60)が、電動車いすに送電して走らせる「ワイヤレス送電システム」を開発した。配線を使わずに路面から車いすに電力を送る仕組みで、バッテリーなしで走行できる。将来は電気自動車への応用も目指している。スズキ財団の助成を受けて研究し、スズキの電動車いす「セニアカー」を使った。路面下に一辺七十センチの正方形の「送電コイル」を敷き詰め、その上をセニアカーが走る。セニアカーの下には同じ形の「受電コイル」が取り付けてあり、離れた場所に電磁エネルギーを伝える「磁気共鳴」という現象を利用し、地面のコイルからセニアカーのコイルへと送電する。

ワイヤレス送電で車いす走行 静岡大が開発(中日新聞)

 

Tagged on: