【企業・超小型EV】FOMM、「タイ国民車」目指し来秋にも現地生産

小型の電気自動車(EV)開発ベンチャー、FOMM(フォム、神奈川県川崎市)は「タイの国民車」を目指し、タイで超小型EVの販売を計画している。同社の鶴巻日出夫社長はロイターに対し、現地で生産するための合弁パートナーを「2―3社に絞り込み、3月末までに合意する」との見通しを明らかにした。来秋にも生産・販売を始めたい考え。同社が開発したのは全長約2.5メートル、全幅約1.3メートル、全高約1.6メートルのEVで、4人乗り。飛行機の操縦かんのようなハンドルを採用し、アクセル操作も手で行う。着脱可能なカセット式バッテリーを搭載し、最大航続距離は150キロ。水害など緊急時には水に浮き、水上を移動できるのが特徴だ。17年9月に現地で量産を始め、同年10月から販売を開始する予定。販売価格は30万バーツ(約100万円)以下に設定する。最高速度は85キロ。開発の仕上げと生産に向けて15億円前後の資金調達を目指す。

日本発超小型EV、「タイ国民車」目指し来秋にも現地生産・販売(ロイター)

 

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