【話題・提言】日本の衛星、地球の全大気にCO2が増え続けている

地球温暖化の要因になる二酸化炭素(CO2)の濃度が大気全体で上昇を続けている。日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)、NIES(国立環境研究所)、環境省の三者が共同で開発・運用中の温室効果ガス観測専用衛星「いぶき」のデータを分析して明らかになった。「いぶき」は地球から高度666キロメートルの軌道を3日間で1周する。2009年1月23日に世界初の温室効果ガス観測専用衛星として打ち上げられた。CO2とメタン(CH4)の濃度を観測するセンサーを備えていて、地表面から大気の上端までの「全大気」におけるCO2の総量を観測できる点が特徴だ。地球温暖化のリスクを予測するうえで有効なデータを提供することができる。

地球の全大気にCO2が増え続けている、日本の衛星が6年間の観測で示す(スマートジャパン)

 

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