【企業】アストンマーティン、電気自動車の開発はV12エンジンを維持するため

アストンマーティンのアンディ・パルマーCEOが、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの会場で自動車情報メディア『Automotive News』の記者に語ったところによると、同社は現在、4ドア・モデル「ラピード」の電気自動車バージョンを開発中であり、2年以内の市販化を目指して、既に試作車で路上テストも行っているという。 パルマーCEOによれば、その電動パワートレインは4輪を駆動し、合計で800馬力の最高出力を期待しているという。バッテリーはLGまたはサムスンから供給を受け、航続距離は200マイル(約322km)を達成する見込み。価格はガソリン・エンジンを積むラピードと同程度からやや高めの20万ドル〜25万ドル(約2,500万円〜3,100万円)あたりになるらしい。ただしこのプロジェクトは、英国の老舗スポーツカー・メーカーがマルチシリンダー・エンジンから電気モーターに宗旨替えすることを意味しているわけではない。パルマーCEOの話では、会社の”自己防衛的な戦略”として、パワフルなV12エンジンを維持するために、その反対に排ガスを出さないモデルを用意してバランスを取る必要があるという。つまり、ある意味「シグネット」の代わりと見ることも出来そうだ。

アストンマーティン、電気自動車版「ラピード」の開発は「V12エンジンを維持するため」(auto blog)

 

 

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