【話題】ヴェンチュリ、市販車の製造から撤退

モナコに拠点を置く電気自動車(EV)メーカーのヴェンチュリが、市販車の製造を終了し、EVレースとスピードの記録樹立に専念することを公式に発表した。これまでに同社の製品で最も売れていたのはシトロエン「ベルランゴ」を電気自動車にコンバートしたモデルであり、最終的にはEV界のフェラーリとなるべく、高価格でも魅力のあるクルマを造るニッチなメーカーになって繁栄し続けることを目指していたが、残念ながらそうはならなかった。1984年に創業したヴェンチュリは、これまで750台のハイパフォーマンスカーを製造・販売してきた。2000年にモナコの実業家、Gildo Pallanca Pastor氏によって買収された同社は、2002年にはパリ・モーターショーでセクシーなスポーツカー「フェティッシュ」を発表。2005年には販売が開始されたが、60万ドル(約7,350万円)もの価格がネックとなり、販売台数は10台程度にとどまった。

ヴェンチュリがヴォクサンを含め市販車の製造から撤退(auto blog)

 

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