【提言】次世代の自動車をどう選ぶか、もちろんそれは私たちの問題だ

トヨタ自動車の燃料電池車MIRAI(ミライ)は、燃料となる水素を700気圧まで圧縮して充填するが、圧縮前に冷却が必要となる。なぜなら、冷却しないで700気圧まで圧縮すると、空気の場合は摂氏3752度まで熱くなってしまうからだ。仮に350気圧で充填すれば水素の冷却は楽になるが、充填できる燃料が減り航続距離は半分になってしまう。ミライは700気圧で650kmの航続距離だから、350気圧にすればおよそ325kmとなる。ちなみに、米テスラモーターズの電気自動車であるモデルSの航続距離は502kmである。また、第二世代のリチウムイオン電池を搭載する電気自動車が今年の後半から来年初頭にかけて登場し始めるが、その航続距離は300~350kmといわれる。

電気自動車と燃料電池車は利便性が劣る、との批判は“人間として”軽率である(ビジネスジャーナル)

 

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