電気自動車向けのワイヤレス充電システムが、長い研究開発段階を抜けて、とうとう購入可能になった。米Evatran Groupと米Bosch Automotive Service Solutions(ボッシュ)は、2013年6月、ワイヤレス充電(無線充電)システムについて独占販売契約を結んだと発表した。ワシントン特別区でEDTA(Electric Drive Transportation Association)が開催した「2013 EDTA Conference & Annual Meeting」で明らかにした内容だ。Evatran Groupは「Plugless Power」という名称でワイヤレス充電システムの開発を2009年から続けており、今回、「Plugless L2 Electric Vehicle Charging System」として発売に至った。Evatran Groupによれば米国市場で初のワイヤレス充電システム製品である。価格は約3000米ドルだ。充電システムを単に販売するのではなく、ボッシュによる導入サービスと消費者向けのローンメニューも設けた。
【話題・インフラ】米国で「リーフ」に向けたワイヤレス充電器の販売始まる
- 【電池】ボッシュ・GSユアサ・三菱商事、次世代高性能リチウムイオン電池開発などで提携
- 【提言】日本の自動車メーカーに不足しているのはテスラの「設計構想力」