【提言】伸び悩むEVと本格デビュー近づくFCV

電気自動車(EV)の普及がやや遅れている。関係者は、今年の半ばには三菱自動車、日産自動車を合わせて7万台程度(日本の4輪車保有台数の1%弱)に到達すると予想していたのだが、実際には7月時点で累計販売台数はその半分程度にとどまっている。今年は年間2万台近く売れそうだから決して悪い成績ではないのだが、EVに対する期待が大きいだけに「物足りない」というのが推進者としての実感だ。EVがもたついている間に、燃料電池車(FCV)の本格デビューが近付いている。2011年1月13日、トヨタ自動車、日産、ホンダの自動車メーカー3社に加え、JX日鉱日石エネルギー、出光興産、昭和シェル石油、大阪ガス、東京ガスなどエネルギー事業者10社は、2015年までにFCVを国内市場に本格導入し、併せて水素供給インフラも整備するとの共同声明を発表した。

「伸び悩むEV」対「まだこれからのFCV」 究極のエコカー競争を占う(日経ビジネス)

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