【新技術】トヨタ、燃料電池バスの外部電源供給システムを開発

トヨタ自動車は、燃料電池バス(FCバス)の燃料電池で発電した電力を家電製品などに供給できる外部電源供給システムを開発した。このシステムは、中部国際空港、東京都心~羽田空港間、豊田市内などで運行している燃料電池ハイブリッドバス「FCHV-BUS」をベースに開発したものであり、車内に交流電力(AC100V、1.5kW)を出力するコンセントを2箇所設置し、最大出力3kWの電力を供給する。家電製品などに3kWで連続して電力供給する場合、100時間以上使用する能力を有している。水素を利用し電気エネルギーに変換して走行する燃料電池自動車(FCV)は、今後の自動車用燃料の多様化・ゼロエミッションの実現に向け、有力なエコカーの一つである。さらに、FCVは電気自動車(EV)などに比べ大容量の電力供給が可能であり、中でも水素搭載量が大きいFCバスは、災害時の避難所などでの移動電源車として活用が期待されている。

トヨタ、燃料電池バスの外部電源供給システムを開発(プレスリリース)

 

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