スペインの風力タービン製造大手ガメサ(Gamesa)とトヨタ自動車は、スペインで電気自動車(EV)の利用拡大に向けて提携する。家庭で充電できるトヨタのプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」をガメサに6ヶ月間貸与し、ガメサがスペイン市場参入に向けた試験を行う。ガメサは市内や風力発電所などでテスト走行し、試験データをトヨタと共有する。スペインの政府関連機関IDAE(エネルギー多様化・省エネルギー研究所)が運用し、同種の自動車について技術・エネルギー・経済面の評価を行っているMoveleイニシアチブへの情報提供に備える。ガメサは、技術の多様化戦略の下、環境に優しい”グリーン”な交通手段の開発を進めている。今年からEVの充電スタンド製造に着手しており、東部バレンシア(Valencia)と首都マドリード(Madrid)では既に開設している。また、スペインの電力大手イベルドローラ(Iberdrola)に充電スタンドを提供するほか、他社とも交渉中。
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