【話題・電池】フォードの幹部、EV価格の3分の1は電池代

フォードの幹部がこのほど、電気自動車(EV)のバッテリー代は車両価格の3分の1を占めるという、業界が固く守ってきた秘密を明かした。ウォールストリート・ジャーナルによると、フォードのアラン・ムラリー最高経営責任者(CEO)は16日、経済誌フォーチュン主催の環境技術に関する会合「ブレインストーム・グリーン」で講演し、「完全EVの車だと、バッテリーのサイズは電力量で約23キロワット時(kwh)、重量は約600~700ポンドになる。通常約2万2000ドルで売られる車でバッテリー代は1万2000~1万5000ドル。このため現状のような価格になる」と発言した。「通常2万2000ドルの車」は、同社製「フォーカス」のガソリンエンジン版を指すと推測され、フォードは現在出力23kwhのバッテリーを搭載した「フォーカスEV」を3万9200ドルで販売している。EV用バッテリーのコストについては、自動車メーカーや電池メーカーがこれまで公表を渋っており、アナリストは「1kwh当たり500~1000ドル」と見当をつけていたが、ムラリー氏が明かした数字に当てはめると、フォードでは1kwh当たり522~650ドルという計算になる。

EVの価格、1/3は電池代~フォードCEOがポロリ(USフロントライン)

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