【市場・未来】AIベンチャーが狙うクルマの「頭脳」

2030年には新車販売の半分が「レベル4」以上の自動運転車になる──。

こんな予測を示したのは、米コンサルティング会社のPwC Strategy&だ。米国、欧州、中国といった世界の主要市場で、自動運転車が年間4000万台規模で売れるようになるという。ハンドルを握る人間の運転手は不要となり、判断能力を備えたAI(人工知能)と半導体がクルマを操る時代がやってくる。自動車産業の収益構造も大きく変わる。産業全体の利益が2015年の4000億ドル(約44兆円)から2030年の6000億ドル(約66兆円)へと拡大する一方で、ハードウエアを製造する完成車メーカーや自動車部品メーカーの取り分は縮小する。自動車産業全体が稼ぐ利益のうち、20%を「シェアリングサービス」が、11%を「新技術/ソフトウエア」のサプライヤーが占めると、PwC Strategy&は試算する。

AIベンチャーが狙うクルマの「頭脳」(日経ビジネス)

 

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