世界最大の自動車市場の中国で、電気自動車をはじめとした次世代の自動車を集めた展示会が上海で始まり、中国企業を中心に100社余りが参加している。この展示会は、中国政府や上海市が開いているもので、展示会には、中国企業を中心に100社余りが参加し、電気自動車や家庭で充電できるプラグインハイブリッド車などの完成車のほか、モーターやバッテリーなどの主要部品も展示される。このうち、国営の自動車メーカー東風自動車は、市街地での近い距離での移動を想定した2人乗りの電気自動車を展示している。東風自動車では、政府の補助金を使えば40万円前後で買える価格を目指しているということ。中国では、電気自動車などの普及を目指して、メーカーへの研究開発費の助成金や購入の際の補助金として、2020年までにおよそ1兆2000億円の国家予算を投じる計画で、今後日本や欧米のメーカーも含めた競争が激しさを増しそうだ。
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