山内孝社長は30日の新型『デミオ』発表会見で、「2020年や2030年を展望しても明らかにエンジンの時代が続く」と語った。同社はエンジンなど既存技術の改良によって環境性能を大幅に高めるSKYACTIV技術を、同日発売のデミオから展開する。ハイブリッド車(HV)は2013年に投入するものの、電気自動車(EV)を含む電動技術の市場投入は後手に回る。山内社長は、今後ガソリンエンジンはHVとしてのウェートが高まっていくが2020年時点でも「8割から9割のクルマはエンジンを搭載するだろう」との見通しを示した。同時に自動車の世界需要は現状の7000万台規模から「20年には1億台を突破する可能性が高く、その中で8割としても(エンジンの)需要は拡大する」と指摘。エンジンの環境性能改善は、引き続き自動車メーカーにとって大きな課題になるとの考えを強調した。
【提言】マツダ山内社長、内燃機関の環境性能改善 引き続き自動車メーカーの大きな課題
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