【カルチャー】「20世紀初頭には車の3台に1台が電気自動車だった」など知られざる電気自動車の歴史とは?

電気をエネルギー源として走行する電気自動車といえば、最新技術がつぎこまれた結果としてようやく開発されたようなイメージがあります。しかし、実は電気自動車には19世紀から開発が行われてきた長い歴史があり、一時期は車全体のうち3分の1が電気自動車だった時代もあったとアメリカのメディアBloombergがまとめています。研究者の中には1800年代はじめから電池で走る自動車の開発を行っており、1832年ごろにはスコットランドの発明家であるロバート・アンダーソンが再充電のできない一次電池を使って電池式自動車を開発したとされています。また、1890年ごろにはアメリカ・アイオワ州の科学者であるウィリアム・モリスンが6人乗りの電化ワゴンを開発したとのこと。1899年にはベルギーのレーシングカードライバーのカミーユ・ジェナツィが、自分自身が開発した電気自動車に乗って史上初めて時速100kmを超えるスピードで走行を行いました。19世紀末までには電気自動車のタクシーが増加し、1899年9月13日にはニューヨークでヘンリー・ブリスが電気自動車のタクシーにひかれて死亡し、史上初の交通事故死者となりました。

「20世紀初頭には車の3台に1台が電気自動車だった」など知られざる電気自動車の歴史とは?(Gigazine)

 

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