首都大学東京の金村聖志教授らの研究グループは、負極にリチウム金属を使う電池の実用化に向け、正極と負極を隔てるセパレーターに独自の多孔性材料を採用し、エネルギー密度が1キログラム当たり310ワット時の二次電池を試作した。エネルギー密度は負極にグラファイト(黒鉛)を使う従来のリチウムイオン二次電池の約2倍。今後は正極や電池構造の改良を進め、同セパレーターを使った二次電池を電気自動車(EV)に搭載した場合に、東京と大阪の間を1度の充電で走行できるエネルギー密度1キログラム当たり500ワット時を目指す。
【新技術・電池】首都大、エネルギー密度を向上させた二次電池を開発
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