【提言】化石燃料の持続可能な使い方を考えよう

2016年度に国内で消費した1次エネルギーの約9割は石油や天然ガス、石炭など化石燃料だった。私たちの暮らしや日々の経済活動はこれに支えられている。化石燃料への過度の依存は避けるべきだが、急に減らすわけにもいかない。ただ、化石燃料を取り巻く環境は急速に変化している。持続可能な形で使い続ける手立てを考えることが重要だ。エネルギー政策の長期的な指針である「エネルギー基本計画」に基づく見通しによれば、30年度時点でも1次エネルギーの75%、発電の56%を化石燃料でまかなう。基本計画に沿って太陽光や風力などの再生可能エネルギーを伸ばし、原子力発電所を再稼働させたとしても、当分は化石燃料がエネルギー供給の中心であり続ける。

化石燃料の持続可能な使い方を考えよう(日本経済新聞)

 

 

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