【新技術】磁性材料で革新起こす、モーター省エネ急務

産業技術総合研究所が主催する「日本を元気にする産業技術会議」(後援・日本経済新聞社)は7日、磁性粉末冶金研究センター設立を記念し、持続可能な社会に向けた磁性材料イノベーションをテーマにしたシンポジウムを都内で開催した。産総研は今年4月に磁性粉末冶金研究センターを設立した。自動車のモーターや発電機、磁気冷凍システムなどに使われる磁性材料の技術開発が目的。講演で尾崎公洋センター長は「資源リスクが少なく、省エネで環境に優しい材料で社会にイノベーションを起こしたい」と強調した。磁性材料はハイブリッド車や電気自動車、電気機器などに用いられる高性能モーターに欠かせない。また、温暖化ガスを使用しない次世代の冷凍システムの材料としての期待も高い。尾崎センター長は「企業と大学と連携して技術を商品化につなげたい」と述べた。

磁性材料で革新起こす モーター省エネ急務(日本経済新聞)

 

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