米小売り大手ウォルマートは倉庫間や倉庫から顧客が商品をピックアップする拠点までの“中間物流（ミドルマイル）”に自動運転車を導入し、配送費の大幅削減に挑む。 ウォルマートは自前の物流網を駆使した商品供給体制で小売業界を制してきた。たが、インターネット通販大手アマゾン・コムに対抗して力を入れるネット通販事業は、ドライバー不足による配送費の高騰でもうけが出ていない。米トラック協会（ＡＴＡ）によると、ネット通販ブームで配送需要に拍車がかかり、長距離トラックのドライバー不足は６万人超と深刻な人手不足に陥っている。衝突事故や長時間運転のリスクのあるトラックドライバーは最も危険な職業の一つであり、人員を確保するための費用は高騰している。
中間物流に無人バン導入へ ウォルマート、コスト半減目指す（産経BIZ）