【新技術】トヨタ、モーター磁石でレアアース半減可能な技術開発

トヨタ自動車は20日、自動車用のモーターなどに使われるレアアース(希土類)「ネオジム」の使用量を半分にしても高温下で性能が損なわれない新型磁石を世界で初めて開発したと発表した。レアアースは電気自動車(EV)など電動車両の普及に伴い需要が急増。ネオジムの使用量を減らすことで主要産出国である中国の政策変更などの影響を受けづらくする。電動パワーステアリングのモーター向け磁石を2020年代前半までに実用化し、車の駆動用モーター向けは今後10年内に製品化する。トヨタは先端材料技術部を中心にネオジムより埋蔵量が豊富で価格も安い他のレアアースに置き換え、高温でも高い磁力を維持できる技術を開発した。他のレアアースを混ぜる配分やネオジムの量を減らす二重構造などが新技術の核となる。

トヨタ、モーター磁石でレアアース半減可能な技術開発(日本経済新聞)

 

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