【施策】自動運転コンテスト 規模拡大、IT人材確保を後押し 経産省、講座や教材開発も

経済産業省は、自動車業界で不足するIT人材の確保や育成に関する戦略をまとめた。同省によると自動車メーカーの中には、2020~23年ごろに知能系や情報系などの人材が約1千人不足すると予想する企業もあるという。自動運転などの開発に必要なAI(人工知能)人材を他業界や海外から引きつけるために、日本開催の自動運転コンテストの規模拡大を目指す。また、自動走行に必要な認識などに関する講座や教材を開発し、人材育成に生かす。経産省と国土交通省は15年に、日本の自動走行分野の競争力強化に向けて「自動走行ビジネス検討会」を設置。自動車メーカーやサプライヤーなども参画している。18年度には検討会の下に人材戦略ワーキンググループを立ち上げて、ソフトウエア人材の確保・育成・発掘に関する戦略を練ってきた。AI人材の不足に対しては情報系や理学系学生の確保と他業界からの引き込み、海外人材の採用が重要と指摘。そのきっかけづくりとして自動車技術会が19年3月に初めて開いた「自動運転AIチャレンジ」を活用する。

自動運転コンテスト 規模拡大、IT人材確保を後押し 経産省、講座や教材開発も(日本自動車会議所)

 

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