超小型EV友の会は、利用者目線で「超小型EV」を捉えていきます

2010年から始まった「どうなる!EVみらい」は、この度「超小型EV友の会」へと意匠変更することとなりましたが、従来からのEVへの理念や考え方は何も変わることはありません。
会の目的は「超小型EVと人との関わり」を、あらゆる視点に立って考え、適切な提案活動を介していくことで同車両が健全に普及されることを目指してまいります。

超小型EV(モビリティ)、そして友の会と銘打った理由を簡単にご説明しますと、
① 2016年に制定予定の(新規格は1951年以来)「超小型モビリティ」は、日本国内ではほぼ前例のない新しいカテゴリーの乗り物です。ですから何らかの方法で、この移動手段のことを一人でも多くの方に正しく知ってもらいたい。② となると、専門家から一般利用者、企業まで広範囲に渡るあらゆる視点、見解が必須となり、その送受信媒体として、どなたでも参加し意見できるように「友の会」としました。③ 主眼を「利用者側の感性」に置き、あらゆる立場、状況の方たちにとって、超小型EVからどのような価値を見出せるのか、その5W1Hを偏りなく追究する会としました。

超小型EV(モビリティ)に限らず、どんなものでも一緒だと思うのですが、ある商品が一般に出回るまでには様々な楽観、悲観的推測や予期せぬ力学が働くようです。おそらく超小型EVもその例にもれず、
●60数年も経て、なんで自動車に新カテゴリー?
●原付自動車(マイクロカー)と軽自動車の中間に位置する意義とは?
●いったい、誰が、どういう目的で使うのか?
●安全面は大丈夫なのか? 

このような「?」は、ごもっともと言いたいのですが、下記のようにも考えられないでしょうか?
●60数年を経て、未来を見据えた、時代にふさわしい移動手段を模索する時ではないか?
●規格が大事なのではなく、使う意義を見出す方が先決では?
●一度、自動車という概念から少しはずれてみませんか?
●安全とは乗る側だけの問題ではなく、道路上の歩行者や自転車にも配慮すべきでは?

超小型EVの登場は、人とクルマの新しい関係を築けるはず!

超小型EVは、クルマ側ができる低炭素社会や持続可能社会実現に一定の貢献をするでしょうし、経済性も高いポテンシャルを発揮するでしょう。果たして、それだけで新しいマーケットを創出できるのでしょうか? 答えは多分ノーです。

超小型EVという乗り物を従来の自動車と同じと捉えるのではなく、ちょっと違うライフスタイルの中での新しい移動手段ツールとして、今までは気付かなかった何かを創出するもの、と考えたらどうでしょうか?

超小型EV友の会は、今後様々な提案、アイデアをあらゆる立場の方たちとともに発信していく予定です。順不同ではありますが、会としては次のような活動や計画を持っています。バックボーンにあるのは、「自動車の機能も持った新・移動手段ができることは何か?」です。

●超小型EVに携わる企業や団体のキーマン、マイスターたちの提言を鋭意発信。
●上記と関連して、超小型EV開発・製造現場をリポート。
●超小型EV啓発ツールの企画、制作。
●出版や情報メディアへ、超小型EVテーマでのコンテンツ企画、制作。
●超小型EV啓発活動として、当該車両への理解を深めるイベントなどの企画、運営。
●特定業務、業態と超小型EVとの相性調査。
●超小型EV関連情報の整理、分析。
●超小型EV、屋内使用の可能性を考察。
●超小型EVでしか成し得ない、独自の試乗リポート。
●その他、超小型EVに関連する事柄のすべて。
です。

もちろん、最初からすべてできるわけではありません。あくまでできるところから進めてまいります。一人でも多くの方のご参加と応援をよろしくお願い申し上げます。

超小型EV友の会 代表:福岡英明